乾燥肌なのにニキビができる!?その意外なメカニズムと対策方法
乾燥肌にニキビができるメカニズム
乾燥した肌は、バリア機能が低下して外部刺激に弱い状態になります。 すると肌は、その外部刺激から肌の表面を守るために、かえって皮脂の分泌量を増やします。
「皮脂が分泌されれば、乾燥肌が和らいでトラブルも現れないのでは?」と思いますよね。 しかし乾燥が進んだ肌には、ターンオーバーの乱れによって蓄積した古い角質が残っています。 その古い角質が毛穴を塞ぎ、その毛穴の中に皮脂が詰まることで、ニキビができてしまうのです。
肌の乾燥によるニキビを防ぐ方法
過度の洗顔を避ける
乾燥肌対策といえば、保湿を一番に思い浮かべる方が多いはず。しかし乾燥肌を防ぐためには、洗顔方法を見直すことも大切です。
肌を洗い過ぎると、皮脂やセラミドなどの保湿成分まで奪われて、乾燥肌が悪化してしまうのです。
そのため、洗顔は多くても1日2回まで、洗顔料をたっぷり泡立てて、肌をこすらずに優しく洗いましょう。
保湿成分を補う
乾燥肌を防ぐためには、やはり保湿が重要です。
ただし、ただ水分や油分を与えれば良い、というわけではありません。
大切なのは、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分を補うこと。
これらが含まれた化粧品で、優しく丁寧に保湿しましょう。
なお、ニキビができやすいとクリームを避けてしまいがちですが、乾燥しやすいなら油分を補うことも大切です。 化粧水をつけた後は、クリームでフタをして、潤いを閉じ込めましょう。
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスが乱れていると、肌のバリア機能が低下しやすくなります。 睡眠不足やストレス、偏った食事などがホルモンバランスの乱れを招くので、スキンケアだけでなく生活習慣も見直すようにしましょう。
また、体の冷えもホルモンバランスが乱れる原因になります。 十分な防寒、入浴、温かい食事、適度な運動などで体を温めましょう。 新陳代謝が活発になれば、肌にも栄養が行き渡り、ニキビができにくい肌に整えることができますよ。
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